↑基本情報の続き。実際にプレイする上での戦略について説明。
内政について
人望の上下
このゲームには内政だけでも色々な要素があって最初はわかりにくいが、「人望」が軸だということを理解すれば単純化できる。
つまり、「食料配給」も「信仰」も「君主への恐怖心」も「エールの供給」も、すべて人望を上下させる一要素でしかない、ということ。
そして、人望が50より高ければ人民が集まり、低ければ去ってゆく。高ければ高いほど、低ければ低いほどその速度が増加する。
それだけの話なので、ごはんが無いからと言って人民が飢えるなんてことはないし、教会が無いからって文句を付けられることもない。
初期のゴールドと資源だけでクリアできるなら、内政を放棄したって構わない。
人望と税率と金策
人望が高ければ税率を高くできる。これが一番わかりやすく、放置もしやすい金策だが、ステージによっては人望を稼ぎにくかったり、人口を増やしづらかったりすることもある。また、税率は8%を超えると効率が悪くなる。
そういった場合は配給を減らし税金を低くして、資源の売却を中心にゴールドを得る方法がいい。鉄鋼は高く売れるので、鉱山が近くにある場合は特に有効。
食料・エール
狩猟小屋以外は全てオアシスの上にしか設置できないので、オアシスの大きさや位置によって何をするかが変わってくる。
- オアシスが小さく近い場合。
- 小麦畑→粉挽き小屋→パン屋でパンを、ホップ畑→醸造所→酒場でそれぞれ生産・供給する。
- 砦周辺のスペースを多く使うが、小さいオアシスから多くの食料を得られる。
- オアシスが大きい場合
- 酪農場とリンゴ畑を作る。エールも作る。
- 複数の食品を供給すると人望にボーナスを得られる。
- パンを作ってもいいが、そこまでする必要はない。
- 酪農場とリンゴ畑の労働者は食料庫との往復しかしないので、食料庫ともども砦から遠く離れた場所で生産させる手もある。
- もちろん敵に狙われるので注意。
- オアシスが防衛しづらい場所にある場合
- 食料生産を諦め、市場で購入するか、他の方法で人望を得る。
- 同盟国にオアシスを譲る場合も同様にする。
信仰
礼拝堂、教会、大聖堂を建てる。それだけ。人口の少ない要塞を作っている時はかなりの人望を稼げる。大聖堂は人望に+2、教会は+1のボーナスがあり、これは人口の影響を受けず、労働者(聖職者)がいなくても有効。
どの施設も労働者はひとりずつ。ちょくちょく建物に戻るので、ひとつは砦の近くに置けば効率よく祝福して回れるだろうか?
大聖堂は1000ゴールドも必要で初期ゴールドが少ないステージではキツイが、招集できるモンクはたったの10ゴールドで済むので敵近接ユニットの迎撃ぐらいはなんとかなる。相手によっては速攻にも使える。
君主への恐怖心
環境を低下させる施設か、向上させる施設を建てるとどちらかに傾く。人口が伸びたならそれに応じて設置数を増やさないと効果が薄くなる。
環境の低下
軍勢が弱くなるが、仕事の効率は良くなる。人望にも悪影響があるが、食料生産の速度も増すので配給を増やせば問題ない。
ガチガチに防御を固めて、ゴールドを貯めて、大軍を用意してから反攻したい時には役立つ。
環境の向上
仕事の効率が下がるが、軍勢は強くなる。人望に良い影響があり、食料配給をしない時に使いやすい。
労働者が必要ないので、序盤からどんどん招集して速攻をかける時にもよく使う。
併せて内政も行うなら仕事の終点近くに集めて配置するか、侵入できない場所に設置すれば仕事への悪影響を小さくできる。そういう場所が無ければ建物や城壁で隔離するのもいい。
戦略
A 要塞を築いて守り、後に大軍で力押し
おそらくこれが基本で、一番わかりやすい。敵が遠かったり、自分が高台にいる時は特にやりやすい。
ただし、近くに敵がいたり、複数の方向から攻められたり、カタパルトを使われたりすると操作が必要な局面が多くて面倒になる。
B 速攻
やり方については後述。
初期配置で敵が近すぎて邪魔だったり、プレイヤーとAIで初期ゴールドに差があるステージでそれを奪うために開幕で倒したり、そもそも内政の必要が無い簡単なステージでは速攻をかける。
初期ユニットが多いステージや敵の初期資金が多いステージだと難しいが、敵君主や敵との距離、兵舎・武器庫・傭兵詰所の配置によっては40000ゴールド持ち相手でも不可能ではない。
敵が複数いる場合は速攻で近くを潰したのちに防備を固めて稼ぎに入ったりもする。
C 内政を妨害して破綻させる
敵の初期資金が少ないステージで有効。
建造物を次々に壊して回ると、そのうち木材とゴールドが不足して建て直しができなくなる。移動の速いユニットだとやりやすい。
また、こちらが要塞に近づくと敵は遠距離ユニットを招集するが、弓騎兵で一掃できるなら初期配置の槍兵でも壊して回れる。
敵のユニットを倒しながら砦に接近すると追い詰められたAIは招集用のゴールドを確保するために建造物を削除して資源を回収することがあり、一気に内政を破綻させられる場合もある。その際に敵が大量招集したなら、逃げて他へ行くなり、稼いで軍を整えるなりすればいい。
D 大投石器を並べて撃ち込む
大投石器の射程内に敵の要塞があるのなら三つ四つ並べてしばらく撃ち込めば、「かつて要塞だったもの」にできる。
防衛
- 敵の侵入経路を限定する。
- 塔に遠距離ユニットを配置して敵遠距離ユニットを足止めする。
- 突破してくる敵近接ユニットをなんらかの方法で始末する。
- 敵がカタパルト・投石器を使うなら破壊する手段を用意する。
防衛で役に立つユニット
- アラビア弓兵
- 十字軍側の弓兵より攻撃間隔がかなり短く、防衛線の主力として塔に配置するユニット。
- 防護壁
- 塔の縁や兵器の側に置いて盾にする。工兵が持っていなくても有効なので、目的の場所に着いたらその場に置いて、工兵には違うことをさせるといい。強力だがAIプレイヤーは使用しない。
- モンク
- 塔の後方に配置して突破してきた敵を攻撃させる。安くて大量雇用しやすい。移動が遅いのであらかじめスタンバイさせておかないと間に合わないかも。
- 投石兵
- 塔の後方に配置して突破してきた敵を攻撃させる。これも安くて大量雇用しやすい。大聖堂を建てていない時にはこっち。弓騎兵の突破を許した時にも。
- 石弓兵
- 弓矢に耐性のあるユニットに有効。塔に配置する弓兵に少し混ぜておくのもいい。耐性持ちがいないステージなら必要ない。
- 火炎投擲兵
- 足の遅い近接ユニットに有効。ただし敵の弓矢からも近接からも守られる場所を作り、一方的に焼ける環境を用意しないとすぐやられる。
- 上の画像では塔を壁にして、城壁の上に乗せ、堀でS字状にした道に敵を歩かせて、頭上から攻撃できるようにしている。
- バリスタ(火バリ)
- これも弓矢に耐性のあるユニットに有効。階段を昇れないので塔に配置できないが、狙いがかなり正確で攻撃間隔も短い。兵舎を建てる予定が無い時などに。
- バリスタ(塔バリ)
- 射程が非常に長い。カタパルト・投石器に備えるならまずこれを設置する。
- 弓騎兵
- 細かく操作することで一方的な攻撃が可能。移動が速いので同盟国の救援にも使いやすい。
- 君主
- 塔への階段に置いて弓兵を守ったり、侵入経路の終点に置いて街を守ったり。ただしやられたら負けなので集団の相手はできない。
- 奴隷
- 堀を掘らせる。堀で守りを固めれば、埋め戻しが出来ない敵ユニットはなすすべがない。敵の弓矢が飛んできて邪魔なら排除するか、城壁で守りつつ壁沿いに掘らせればいい。
攻城
敵君主を倒せば勝利なわけだが、そこまで持っていく方法は様々。
遠距離ユニットの排除
遠距離ユニットは高所に陣取るほど撃ち合いが有利になり、どのAIも塔や城壁の上に配置しているため、これをどうにかしなければ甚大な被害を被ることになる。
- 塔を破壊する
- 主にカタパルトを用いて塔を壊す。その際、上に配置されていたユニットは消滅する。そこから城内へ突入させることもでき、基本的にこの方法が手っ取り早い。
- 門楼のユニットは消えず地上に落ちる。塔の場合も稀に残ってしまうことがある。
- 塔に味方を送り込む
- 攻城塔を城壁につけて兵士を送り込む。移動の速い鉄槌兵などで城壁の上を駆け回ったり、味方の遠距離ユニットを敵城の塔に配置したりする。また、門楼を占拠すれば門を開ける。
- 要塞内部に階段が無い場合、門楼に近づいて閉門させれば敵近接が城壁上に登る手段を失うため一方的に撃ち下ろせる。
- 内部に階段があるなら護衛の近接ユニットも送り込む。階段を使ってそのまま砦を目指してもいい。
- 城壁上は火の影響を受けないため、火攻めと並行して行うこともできる。
- アサシンを送り込む
- 城壁に直接登れる特殊なユニットなので、これを用いて排除する。意外と強いが移動が遅いため、一斉にあちこち襲わないと他から矢が飛んできてやられる。
- 下から撃ち勝つ
- 下の画像みたいに防護壁で保護しながら撃ち合ったり、弓騎兵で行ったり来たり予測射撃を回避しながら射撃すれば高低による不利を覆せる。大量のゴールドを稼いだ後なら弓騎兵の大軍で雑に攻めてもいい。
近接ユニットの排除
敵君主は砦の上からほぼ動かず、その周囲か焚火のあたりに大勢のユニットを待機させている。
- 弓矢耐性が無い場合
- 弓矢で普通に倒す。
- 弓矢耐性がある場合
- 石弓兵か火バリで倒す。
- 火攻め
- 奴隷や火バリ、火炎投擲兵で火を放つ。焚火まで延焼すれば一網打尽にできる。砦に近づいたり城壁を攻撃すれば砦の上にいる近接ユニットも降りてくるのでこれも焼ける。火は城壁や堀を越えて延焼するので、必ずしも内部に火をつける必要はない。
- 病気
- 酪農場があればカタパルトか投石器で病気の牛を投げ込むことができるので、敵集団にぶつけてやればいい。地上の敵にしか効果が無く、兵器にも効かず、狙いも不正確だが、長射程で放物線を描くため使いやすい。焚火周辺に放り込んでから、火攻めのように敵を砦から降ろすといい。
- 力攻め
- 大量の近接ユニットを突入させ押しつぶす。モンクなら安くて強めなので、敵遠距離の処理ができていればゴールドが少なくても可能。
注意点
- 火炎投擲兵・壺を抱えた工兵がいる場合
- 砦・城壁などの上に火炎投擲兵や「煮えたぎる油」を持った工兵がいる場合、排除するまでユニットを近づけてはいけない。
- ただし、君主は火にも強い耐性があるので、あえて火に包まれながら敵近接ユニットをおびき寄せて焼く手もある(もちろん危険)。
- 君主にタゲを引き付けて、別方向から移動の速い鉄槌兵などで砦に突入することもできる。
- 自勢力が付けた火は自制力の建造物にはダメージを与えない。そのためか敵は平気で要塞の建物を巻き込んで火を放つ。もちろん人民は燃える。
- 罠
- 敵によっては要塞に落とし穴やピッチ溝を仕掛けていることがある。無い場所を選んで攻めてもいいが、安いユニットを突っ込ませて解除した方が楽なことも多い。
- 大投石器が設置されている場合
- 密集してじわじわ近づくと被害が増える。弓騎兵か攻城塔&鉄槌兵で一気に、あるいはアサシンでこっそり破壊するといい。
- 実はカタパルトでもギリギリ射程外から攻撃できる。ただし本当にギリギリなので注意。手前を狙っても流れ弾が当たるので、安全に行くならそちらで。
- バリスタ(塔バリ)が設置されている場合
- カタパルトや投石器でも射程外から攻撃できない。とはいえ射程以外はさほど怖いものではないし、普通に壊せばいい。
攻城で役に立つユニット
- 弓騎兵
- とても強い。騎射で攻撃するため、他の遠距離ユニットの「射程圏内への移動中に一方的に攻撃される時間」がない。前述の通り、細かい操作をすればむしろ一方的に攻撃できる。しかも攻撃間隔も短く、移動が速いので快適。
- 有り余るゴールドがあるのなら、大量雇用すればもう戦術を考える必要はなくなる。
- 鉄槌兵
- 割と強いし、移動がとても速く、弓矢耐性はないがあっという間に敵に肉薄できるのであまり問題にならない。建造物への攻撃力も高い。
- モンク
- とにかく安く、その割に強い。大量雇用からのタコ殴りで敵を圧倒する。ただし移動がとても遅いため遠距離攻撃に弱い。天敵はアラビア弓兵と弓騎兵。逆に石弓兵しか使わない君主はモンクのおやつ。
- 奴隷
- 火を付けたり、堀を埋め戻したり、罠に突っ込ませたり。滅茶苦茶弱いが、それでも数をそろえて君主に突っ込ませれば倒すこともできる。
- 投石兵
- 強くはないが、安いし移動も早め。攻城塔を使って攻める時に便利。射程は短いが城壁から砦の上を狙うぐらいなら問題ない。
- 防護壁
- 遠距離ユニットを守りながら進軍する時に使う。
- アラビア弓兵
- 防護壁と組み合わせて射撃させたり、攻城塔で攻める時にも使える。防衛が必要ない局面になったら自勢力の塔から降ろして攻撃に回そう。
- 石弓兵
- 弓矢に耐性のあるユニットに有効。防護壁と組み合わせて射撃する際にも。
- バリスタ(火バリ)
- 弓矢に耐性のあるユニットに有効。防護壁と組み合わせて射撃する際にも。遠くを狙うと曲射するので城壁の内側で火災を発生させることもできる。
- カタパルト
- 敵の要塞・建造物を破壊したり、病気を発生させたり。
- 大投石器
- 敵要塞に届くのであれば超強力。
- 君主
- 移動が遅いし細かい指示も出しにくいが、とにかく遠距離攻撃に強いので単騎で城壁を壊して進入路を作ったり、破壊した兵舎や傭兵詰所の上に居座って再建築を邪魔したりするのに向いている。
君主別の攻略
画像の要塞は一例。それぞれの君主につきいくつかのパターンがある。
十字軍
ラット
弱い。超弱い。要塞づくりと内政は申し訳程度で、使用するユニットは弓兵と槍兵のみ。工兵どころかはしご兵や掘削兵すら使わない。井戸も水瓶も設置しないので火が付くとなかなか消えないが、そこまでする必要もない。
弓騎兵で一層してから近接ユニットで君主を狙えばいい。
スネーク
シナリオでは蛇っぽいS字の城壁と塔に堀を組み合わせた要塞をよく作る。よく見ると頭と目もある。
使用ユニットは弓兵・槍兵・アラビア弓兵・奴隷・投石兵・カタパルト・はしご兵。ちょくちょく奴隷で放火しに来るので対策しておこう。
カタパルトで塔を折りながら攻めてもいいし、弓騎兵で外側からじわじわ倒してもいい。城壁の無い堀側から火バリで火を付けるのもいい。
ピッグ
角塔を用いた要塞を作るが、兵器は設置しない。要塞の外周が低い城壁なので、火バリで燃やしやすい。門の前後と塔への階段周辺に落とし穴を設置する。
使用ユニットは鉄槌兵・石弓兵・カタパルト。遠距離が攻撃間隔の長い石弓兵のみなので、大軍の突撃に弱い。モンクなら序盤からでも100人単位で送り込めるので、開始早々囲んで棒で殴られることも多い。
ウルフ
多くの要素を使う君主。ステージによってはかなり大規模な要塞を作る。おそらく十字軍側では最強。
使用ユニットは弓兵・石弓兵・矛兵・剣兵・アラビア弓兵・弓騎兵・カタパルト・投石器・火バリ・大投石器・塔バリ・煮えたぎる油。
堀も罠も兵器も使うし、城壁が分厚い要塞を作るパターンでは外から延焼させにくい。
欠点は、内部に階段を設置しないこと。城壁上への移動は門楼頼りなので城門を封鎖させると登ってこられなくなる。
画像の大要塞ではでかすぎて後方が塔の射程に入っていないためアサシンを回り込ませやすいが、ステージよっては後ろが画面端へうまく逃げていることもある。
ライオンハート
四隅に角塔があるスタンダードな要塞を作る。ウルフと違い城壁が薄く、外からの火に弱い。内部に階段を作るパターンと作らないパターンがある。
使用ユニットは弓兵・矛兵・剣兵・カタパルト・大投石器・塔バリ・煮えたぎる油。遠距離が弱い弓兵のみなので塔に乗り込んで撃ち合う戦法が有効。階段がある場合は火攻めと並行して行うか、護衛も送ろう。
アラビア
スルタン
弱い。城壁で丸く囲って外側に監視塔を建てる要塞を作るが、なぜか監視塔の上に射程の短い投石兵を配置するため弓矢で一方的に攻撃できる。砦にはアラビア弓兵がいるのに。
使用ユニットはアラビア弓兵・投石兵・シミター兵・火炎投擲兵。シミターがいるのでラットよりはマシだが対策はたやすく、やっぱり弱い。また、堀を埋め戻せるユニットが存在しない。
どうやら食料生産を行わないようで木材の使い道もあまり無いはずだが、木こり小屋はたっぷり設置する。
カリフ
長方形に敷いた城壁の外周に監視塔を建て、火バリを配置し、城壁の外にピッチ溝を設置する、速攻対策に全振りしたようなコンパクトな要塞を作る。
使用ユニットはアラビア弓兵・奴隷・弓騎兵・シミター兵・火炎投擲兵・カタパルト・火バリ・煮えたぎる油。
じっくり攻める分にはカタパルトで塔を折って回れば問題ない敵ではある。
サラディン
円塔を用いたがっしりした要塞を作る。堀も使うが罠は用いない。
使用ユニットはアラビア弓兵・奴隷・アサシン・弓騎兵・シミター兵・火炎投擲兵・カタパルト・火バリ・大投石器・塔バリ。
城壁の内外に建造物がギチギチに詰まっているためとても燃えやすい。
ウォーチェストから登場する君主
十字軍
皇帝フリードリヒ
正面に角塔を集中させた要塞を作る。堀を掘り、落とし穴も作る。
使用ユニットは弓兵・石弓兵・剣兵・騎士・カタパルト・投石器・大投石器。
遠距離のメインは石弓兵で、弓兵はあまり塔に登らず堀を掘るため要塞周囲の地上にいることが多いので、モンクの大軍による速攻が有効。敵の城壁を盾に大投石器の死角から攻めよう。
なぜか兵舎を堀の外に放り出していることが多く壊しやすい。
フィリップ
正面に分厚い城壁と角塔、それ以外は堀で囲った小さい要塞を作る。ゴールドが必要な建造物が多い。
使用ユニットは弓兵・槍兵・騎士・カタパルト・塔バリ。戦力の主軸は騎士。
騎士は城壁や砦に登れないので、門を閉めさせつつ正面に攻城塔を付けて上に投石兵の大軍を送り込めば邪魔されにくい(バグ?で稀に登ってくることはある)。
騎士さえどうにかすればほぼラットなので強くはない。
シェリフ
砦の周りだけ分厚い城壁と防衛小塔とピッチ溝でガッチリ守り、城下町は低い城壁と小塔で守るというかなり問題のある要塞を作る。しかも大投石器も塔バリもない。当然、火バリにとても弱い。
使用ユニットは鉄槌兵・石弓兵・アサシン・火炎投擲兵・カタパルト・火バリ。アサシンは攻撃に使わず砦の近くに潜ませている。
弓兵のいない構成だが、砦周辺の塔に火炎投擲兵がいるのでモンクのみで攻城すると焼かれる。
元帥
正面を塔と堀で守り、後ろはがら空きの要塞を作る。
使用ユニットは弓兵・剣兵・騎士・カタパルト。
アサシンにとても弱い。砦を外周に置く構造な上、騎士中心の構成なので砦をアサシンで城壁から狙うと君主を守りに来られないため簡単に倒せる。
砦周辺の構造上、城壁に敵兵が張り付くと城門が閉まり、ユニットが閉じ込められる状況がとても多いうえ、その場合は内政も完全にストップする。同盟国の場合もそのあたりの面倒を見てあげないと置物と化すことがある。
小さい要塞の場合は井戸も水瓶もないので火が付くとなかなか消えない。また、一番大きいパターンには城壁で囲まれた中庭っぽいスペースがあり、その中に熊と庭園を設置して愛でる。
修道院長
砦のある正面側を分厚い城壁と角塔で囲い、城門で接続された後方の街は堀で囲っただけの要塞を作る。ピッチ溝も少しだけ使う。内部に階段を作ることが多いので、数を減らす前から上に登ると撃退されやすい。
使用ユニットは弓兵・モンク・カタパルト・塔バリ。
ただ一人のモンクを使用する君主。大量のモンクを招集するが、攻めるにせよ守るにせよ弓騎兵で簡単にやれる。
大聖堂を破壊すればモンクを招集できなくなる。建造に1000ゴールドも必要な施設なので、ゴールドに余裕のないステージでは壊されたら建て直せず詰む。
アラビア
ワジル
とんがった形で先端に円塔と監視塔を配置した要塞を作る。周辺に火バリを配置し、ピッチ溝も使う。でも塔には兵器を設置しない。わかりにくいが、内部に1マスずつジグザグに配置された階段がある。
使用ユニットはアラビア弓兵・奴隷・弓騎兵・シミター兵・火炎投擲兵・投石器・火バリ・煮えたぎる油。弓騎兵を積極的に使うのでややうっとうしい。
この形のせいか要塞内部が狭く建造物の大半が外に出ており、それを大量の水瓶でフォローしようとしている。
大投石器も塔バリも無いのでカタパルトや火バリに弱い。
エミル
城壁を斜めに並べて囲んだ要塞を作る。そのため見た目以上に内と外が離れており、火が内部に延焼しづらい。画像は建造物の多くが中にある大きい要塞だが、外にある小さい要塞を作ることもある。
使用ユニットは弓兵・アラビア弓兵・弓騎兵・シミター兵・カタパルト・火バリ・大投石器・煮えたぎる油。大投石器は多くとも二つまでしか設置しない。また、弓兵は少数なので堀に弱い。
内部に階段を作らず、門楼を1方向にしか作らないので城門を閉じさせる戦術が有効。塔バリが無いのでカタパルトでもいい。
ニザル
城壁ではなく堀に囲まれた要塞を作る。正面に火バリを配し、落とし穴も使う。円塔と監視塔を建て、兵器は設置しないがアラビア弓兵を大量に配置する。
使用ユニットはアラビア弓兵・奴隷・アサシン・火バリ。
巨大な堀で守りアサシンの大軍で攻め込むAIキラー。プレイヤーに同盟国がある場合、アサシンへの対抗手段をこちらで用意してあげないと危ない。
こちらから攻める分にはカタパルトで塔ごとアラビア弓兵を仕留め、火バリか奴隷で街ごとアサシンを焼き、防衛のために出てくる敵兵は弓騎兵あたりで相手をすればいい。また、落とし穴の回避はほぼ無理なので道を作る犠牲が必要。
速攻のやり方
開幕は労働者が必要な建造物を建てず、人望は初期食料・大聖堂・環境の向上で維持しつつユニットを招集・雇用して攻め込む。家は1個か2個程度。敵が複数なら操作に余裕が出た時に内政も並行して行う。
初期ユニットが数十人いるステージではスルタン以外だと難しい。
こちらのゴールドが多い場合
食料庫の配給を半分にして環境の向上を最大になるまで建て、資源を市場で売り、確保したゴールドによって集めた鉄槌兵たちを殺到させる。移動の速い鉄槌兵なら敵の緊急招集が間に合わない速度で倒せることもある。
大聖堂と環境の向上で人望を確保して食料を全て売るのもよい。
敵が火炎投擲兵を使うなら適当に引き付けて攻撃させたスキに砦へ突入させるか、弓騎兵をいくらか送って手動で狙う。
お互いのゴールドが少ない場合
弓騎兵を中心に編成し、敵要塞が未完成のうちに敵ユニットを排除し、可能なら兵舎・武器庫・傭兵詰所を相手に合わせて壊し、敵君主が孤立するまで追い込んだら近接ユニットでトドメ。初期配置の槍兵と君主でも倒せるが、アサシンやシミター、奴隷(集団)なども多少いた方が安全。
敵が弓矢耐性のある近接ユニットを使うなら石弓兵か火バリを少数用意して迎撃に来たところを倒す。
こちらのゴールドが少なく相手が多い場合
ゴールドが尽きるまで招集しつつ応戦してくるので、まず招集・雇用を阻止しなければならない。十字軍相手なら兵舎か武器庫を、アラビア相手なら傭兵詰所を壊してその場に君主を居座らせればいいが、両方使うAIだと厳しい。破壊困難な場所にある場合も厳しい。
上手くいけば大量のゴールドを抱えさせたまま倒せるので、戦利品でガッツリもらえる。
招集・雇用の阻止はほぼ必須だが、そこまでの、そしてその後の手筋はケースバイケースである。
投石兵で倒す
相手が城壁に登ってこられない状況を作れる場合に。兵舎・詰所が手前側にあるとやりやすい。砦の上にも敵の遠距離ユニットがいるはずなので、投石兵は多めに。
- 鉄槌兵、投石兵、攻城塔、君主を用意して攻め込む。
- 鉄槌兵で城門封鎖と兵舎・詰所などの破壊、君主で再建造阻止。
- 攻城塔で投石兵を城壁上に送り込み敵君主が倒れるまで攻撃する。すでに塔などに弓兵がいるなら鉄槌兵を送る。
- 敵近接が登ってきそうなら攻城塔を削除、敵に近くて削除できないなら攻撃指示を出して破壊する。
- もし敵君主が単独で登ろうとするなら鉄槌兵・投石兵・君主で一斉に攻撃する(投石兵は移動指示で敵君主の背後へ移動指示を出して直接ぶつける)。
兵舎・詰所の破壊が遅れれば遅れるほど敵が増え続けるのでカタパルトを併用するのもいいかも。
火を使う
焚き火まで延焼させられればしばらくは動ける人民がいなくなるので招集も阻止できる。その間に弓騎兵などで残った敵を攻撃しつつ、火にも耐性のある君主を大火災の中に突っ込み兵舎・詰所を破壊する。
対カリフ
傭兵詰所が内部にある場合はほぼ不可能だが、出島みたいなところに建造するパターンで、それがプレイヤー側にあるならいけるかもしれない。ピッチ溝に注意。
- 火バリを複数用意して、君主を向かわせつつ詰所を破壊、再建造阻止。
- 弓騎兵と火バリで残る敵を排除。
- 孤立させた敵君主を近接ユニットで倒す。
敵君主をおびき寄せて倒す
敵君主はほぼ砦の上から動かないが、状況によっては迎撃にやってくる。
詳しい条件はわからないが、開幕で弓騎兵を突っ込ませて城壁の建造を邪魔する位置に置くと反応しやすい? この時、なぜか他の近接ユニットは砦から降りてこないことが多く、弓騎兵を移動指示で孤立した君主に突っ込ませて自分の近接ユニットが到着するまで時間を稼げばそのまま倒せる。(これは「仕様の穴」的な攻略かもしれない)
敵要塞の城壁などの上から遠距離ユニットで攻撃している時、道があれば登ってくることもある。その際、遠距離ユニットといえども十分な数がいれば移動指示で直接ぶつけてのタコ殴りでやっぱり倒せる。
仕様の穴を突いた攻略的な要素
ある程度封印しないとつまらないかも。どこまで許容するかはお好みで。
- 遮蔽物の陰に隠れると遠距離攻撃のターゲットにされなくなるが、隠れている側からは攻撃できることがある。AIは積極的に建物の陰に入るように動くのでよくこの状況が生まれる。
- 遮蔽物のすぐ側にいるときの遠距離ユニットは射角が取れないため壁の向こう側へ攻撃しようとしないが、直接攻撃指示を出すと攻撃が目の前の壁を貫通して飛んでいく。AI側がこういう攻撃をしてくることもある。
- 通常は同じマスに複数のユニットを配置できないが、先に指示を出したユニットが到着する前に同じ場所を指定して別のユニットに移動指示を出せば可能。
- 本来ありえない人数で門や塔を殴らせたり、5人しか入れない監視塔に100人以上押し込んだりできる。知らずにプレイするとある程度発生するバグ?だが、狙って使うと強すぎるので注意。
- 城壁などではない普通の建造物は砦から離れた位置にも設置できるので、開幕に木こり小屋や家、環境設備などを敵の砦周辺に置くと建造の邪魔をできる。どこに何を建造するかは固定なので、兵舎・武器庫・傭兵詰所の位置を確認してから行えば簡単に勝てる。
- アサシンは城壁を登り降りできるユニットだが、低い城壁から普通の城壁へ、あるいはその逆の移動はできない。そのため、この2枚を並べれば敵アサシンを遮断できる。狭間の城壁を2重にしたり、1マスずつ設置して隙間を消滅させた場合も登れなくなる。
- 移動中、敵に引っかかって攻撃を始めてもクリック連打で指示を出し続ければ無視して進む。
- 敵要塞や建造物の近くで、奴隷や火バリに攻撃される位置に何かを建てると向こうが勝手に火をつけて火災に発展することがある。意図したものでは無いだろうが、AIもこの状況を生み出す。また、敵の大投石器に狙わせて周囲に被害をまき散らすこともできる。
その他情報
- おそらくAIが大量招集した場合に起きているのではないかと思うのだが、砦や焚き火あたりで一つのマスに大勢のユニットが重なっているケースがある。気付かず「あと一人か」と思って砦に近づいて、一斉に動き出した数十体のユニットに撃退されないよう注意。画面下の王冠を見ればユニットの数を確認できるので怪しいと思ったらチェックしよう。
- 通常、自分の砦から遠く離れた位置に城壁を配置したり堀を掘ったりはできないが、同盟戦の場合は味方が築いた要塞の周辺ならいじれる。城壁や階段を追加したり、堀を削除して城壁と階段で通路を作ったり、使いやすいようにリフォームすれば普段より活躍してくれる。塔も建てられるので、兵器を設置してそこから攻撃することもできる。
- 同盟戦なら味方の要塞にユニットを派遣するのも悪くない。塔に弓兵しかいないなら石弓兵を、石弓兵しかいないならアラビア弓兵を。防護壁を設置するのもいい。
- 複数の部隊を選択しているとき、下に表示される部隊を右クリックするとその部隊だけを選択解除できる。
- 解隊で発生した人民は新たにやってきた者のように「忠誠を誓う」を済ませた後に再招集できるようになるが、通常は砦まで戻るのを待たなければならない。この際、人口には即座に反映されてしまうため、軍勢を再編成するまでに過密で人望が下がることがあるが、砦への道が存在しない場合はその場で儀式を済ませるので、すぐに再招集できる。
- AIの大投石器は滅亡後に出現するお墓を狙う? 一度そちらを狙うと攻撃を受けてもそっちのけで続ける。しかも元同盟国のものであろうとも狙う。
- 掘りでS字の1本道などを作るなら、掘ってから削除するより事前にちゃんと設定した方がいい。削除だとつながっているように見えても道が無いというケースがとても多く難しいため。
- 堀を埋め戻したユニットが消滅してしまうバグ? がある。
- AIは到達不可能な場所にある施設を削除するくせに、すぐ建て直してしまうため建造→破壊→建造→破壊とループすることがある。
- フルスクリーンでチラつきが出た場合は他のアプリが原因なので、それらしきものを閉じるか最小化すれば消える。
ショートカットキー
Esc | オプション |
– | ゲームスピードを遅くする |
+ | ゲームスピードを速くする |
T | 掘削ギルド |
I | 技術ギルド |
P | ゲームポーズ |
A | 武器庫 |
G | 食料庫 |
H | 砦(税率変更) |
L | カメラを君主の位置へ移動 |
Z | ズームイン/アウト |
X | 回転 |
C | 逆回転 |
V | 城壁や樹木の平面化 |
スペース | 平面化 |
B | 兵舎 |
N | 傭兵詰所 |
M | 市場 |
Ctrl + 1~9 | 選択中の部隊をショートカットに登録 |
1~9 | 登録した部隊へのショートカット |
1~7(招集画面) | 招集後の集合場所を設定 左の兵科から順に数字が割り振られている 兵舎・傭兵詰所・技術ギルド・掘削ギルドで個別に設定できる |
F1~F10 | メッセージ |
F1(フリープレイ中) | イベント呼び出し |
ひとこと
書き始めたら楽しくて、ずいぶん長くなりました。まぁ、それだけゲームも楽しんだってことですね!
コメント