艦船・星系基地の種類やセクション、コンポーネントと、いくつかの政策を追加する大型MODです。日本語化有り。
工学を中心に大量のテクノロジーが追加されて研究が完了すると使えるようになるため、技術力の差が戦闘に与える影響が非常に大きく、プレイヤー側の有利に働きやすいようです。
また、恩恵にあずかれない没落帝国や危機勢力は相対的に弱くなります。
NSC2 本体。
+JP:NSC2 Season 5 日本語化。
要:UI Overhaul Dynamic 下の画像を見てもらえばわかると思いますが、これがないバニラのUIではスロットがはみ出すので装備をセットできません。
艦種ごとの変更点・追加要素
- コルベット
- ミサイル+対空砲のセクションが最初から追加される。
- 全体的に他の艦種が強化・追加されたあおりを受け、かなり立場が悪い。出番は序盤のみ。
- 駆逐艦
- 追加されるサブシステムや政策などの要素により、回避90を狙える。
- 大量の対空砲を積めるセクションが追加される。
- アーティレリ・ボウは削除される。
- 巡洋艦
- 技術開発が進んだ頃のインフレにはとても付いていけないが、研究により自艦隊を支援するオーラが追加される。
- 船体値や装甲をじわじわ回復させるオーラが便利。巡洋艦というか、工作艦pっぽい?
- 技術開発が進んだ頃のインフレにはとても付いていけないが、研究により自艦隊を支援するオーラが追加される。
- 打撃巡洋艦
- 新しい艦種。
- 敵艦隊の回避や緊急FTLなどに大きなマイナス補正をかける特殊なサブシステムを持つ。敵もガンガン使ってくるので小型艦はつらい。
- 巡洋艦より打たれ強く速度もそれなりなので、中盤以降は艦隊の加速要員にちょうどいい。
- 護衛空母
- 新しい艦種。
- 「空母へのつなぎ」以上の役割はない。
- ハンガー・コアの代わりに選べるインベーション・コアというセクションがあり、これにはLサイズの武器を装備できるが、武器ではなく「小型軌道降下ポッド」という装備も積める。選べる兵種は研究により増える。
- 荒廃度30パーセント以上になると自動的に5ユニットの地上軍を投下するらしいのだが、正直使ったことが無い。わざわざ武器を減らすより、普通に地上軍を用意すればいいのでは……?
- 空母
- 新しい艦種。
- 研究を進めるたびに大型のセクションが追加され、バニラの戦艦と比べてはるかに多くの艦載機を積めるようになる。
- こちらにもインベーション・コアがあり、「大型軌道降下ポッド」を装備できる。20ユニットも投下できるのは大したものだとは思うが、最大8スロもの艦載機を諦めてまでやることだろうか……?
- 消化試合になった頃ならいいかもしれないが、まず爆撃で荒廃させなければならない問題もある。
- 巡洋戦艦
- 新しい艦種。
- 脆い戦艦。
- 戦艦までのつなぎだが、大量のミサイルを積めるセクションがあるので、射程200から撃てる新ミサイルを積めば後方から攻撃することもできる。遠すぎて着弾前に趨勢が決まってしまいがちだが……。
- 戦艦
- ほぼ戦艦専用の高命中・高追尾・高威力・長射程な対シールド武器と、その運用に適したセクションが追加される。
- 役割が無くならないようにフォローしたのだろうか?
- ほぼ戦艦専用の高命中・高追尾・高威力・長射程な対シールド武器と、その運用に適したセクションが追加される。
- 弩級戦艦
- 新しい艦種。
- 強力な戦艦。
- 大型の武器とユーティリティをしこたま積める主戦力。
- 旗艦
- 新しい艦種。
- 一勢力につき一つまでしか所有できない艦種で、建造に大量の影響力を必要とする。
- 悪ふざけみたいな量のスロットと自艦隊を強化する専用サブシステムなどがあり、異様に強い。
- でも流石に「危機のレベル」を3倍にした状態でコンティジェンシーから集中砲火を浴びたら蒸発した。
- PSIジャンプドライブより高性能な専用ジャンプドライブがあるため、これが所属する艦隊は星系間の移動が速すぎて他の艦隊と足並みをそろえにくい。
- AI勢力が使っているところを見たことが無く、プレイヤーが一方的に有利になる要素になっている気がする。
- 探索巡洋艦
- 新しい艦種。
- 所有数に制限がある。宇宙軍許容量に依存する?
- 維持費が高い。調査船なので研究支援もできるが、その場合は星系基地から離れてしまうのでクルー居住区の効果を得られない。
- 戦闘もできる調査船だが、戦闘で役に立てるのは序盤ぐらい。
- 調査指示を受けている時に戦闘が始まると、敵との距離は全く気にせず目的地に直進し、調査しながら戦う。
- 設計はできるが、あくまでも調査船なので艦隊との合流はできない。
- 専用サブシステムに物理学・社会学・工学を産出するものがそれぞれあり、合計で40まで産出できる。序盤~中盤の研究を加速させるのが主な役割か。
- アノマリーの研究速度や発見率を大幅に上げるサブシステムもあるが、これを建造できる頃にはもうそういう時代ではないことが多い。
- 調査速度を大きく上げることもできるので、終盤に占領中の没落領土をさっと調査してアノマリーを見つけたり、危機勢力により生まれた空白地帯を調査する用途にも使える。
※タイタンにも影響がありそうだが、DLCを入れていないので未確認。
星系基地・防衛プラットフォームの追加要素
- グランドシタデル、恒星港
- 星系基地の新しいアップグレード。
- タキオンランスを超強力にしたような専用武器が追加される。モジュールではなく、自然に装備する。
- 艦には搭載できないような超大型砲っぽくてカッコよかった(小並感)。
- モジュールのスロットもシタデルより多くなり、戦闘用モジュールも活用すれば戦力評価は1Mを超える……と思う。
- その際、表記が「1」など、おかしくなることが多かったので確かなことは分からないが、恒星港ともなると戦争になっても敵がまず侵入してこないので、実際強いのだろう。
- 新建造物
- 1個で造船所5個に匹敵するドライドッグ、敵の装甲を20パーセント減衰させる調整ナノマシンフィールドなど、いろいろ追加される。
- 影響力が必要だが星系内の惑星に職業枠を付与する建造物もあり、これは没落帝国の首都星系を奪った時に便利。
- 防衛ステーション、要塞
- 防衛プラットフォームの上位版。
- 絶滅砲
- 耐久は防衛ステーションよりやや低い程度しかないが、Xサイズの武器を二つ装備できる。
- 建造コストは何をセットしても合金2000固定で、なぜか維持費はゼロ。
追加コンポーネント
- トマホーク発展型巡航ミサイル
- 射程200で高威力のミサイル。でも速度は魚雷より遅く、着弾までが長すぎる。
- 消費電力とコストも高く、マローダーミサイルの4~5倍もする。
- その電力を賄える高性能な動力炉を装備しなければならないので、実際にかかるコストはもっと高い。
- 巡洋戦艦以上の大型艦にしか積めない。
- 電磁束砲
- 戦艦と旗艦以外は装備できない。
- 命中90、追尾80、射程100、時間当たり火力11.25、対シールド+50、対装甲-50、対船体+25。
- この性能で、なんとSサイズ。しかもこの技術で同時に開放される戦艦用の「スピットファイア・○○」というセクションは、3区画すべて合計するとSスロットが25個もある。
- 製作者はコルベットに恨みでもあるのだろうか。
- 攻撃機・迎撃機
- フラゲーラとスウォームではない普通の艦載機が2種類に分かれる。攻撃機はバニラと同じ働きをしているようだが、迎撃機のコンセプトはよくわからない。
- 「母艦に随伴し、接近する爆撃機やミサイルを迎撃する」ということなのだが、それは普通に攻撃機に任せれば問題ないと思うが……?
- 「艦載機は迎撃用に最低限しか用意しないプレイスタイルで、非撃墜を避けるため敵艦に近づいてほしくない」みたいな人なら使うのか?
- フラゲーラとスウォームではない普通の艦載機が2種類に分かれる。攻撃機はバニラと同じ働きをしているようだが、迎撃機のコンセプトはよくわからない。
- 動力炉・リアクターブースター
- スロットが増えた分、既存のコンポーネントでは出力が不足するためか、バニラより強力なものが追加される。高コスト。
- 追加戦術
- 戦闘コンピューターより優先して艦船の行動を制御する。
- 距離200に留まったり、一定の距離を保ちながら回り込んだり、「特定の距離まで進んで攻撃したら引き返す→近づいて攻撃→引き返す」と繰り返したりできる。
- 距離以外の要素が戦闘にどのくらい影響しているのかは分からないが、艦隊が広がって戦闘してくれるだけでも見栄えはよくなる。
- 特殊コンポーネント
- 打撃巡洋艦や旗艦の固有サブシステムとは違う、汎用のサブシステム。移動速度、船体値、連射レートと武器ダメージ、センサー範囲などなど、好きなものを選んで強化できる。
- 消費電力が大きいので序盤に研究しても使えない。
政策の追加要素
- 武器ドクトリン
- 防御ドクトリン
- 艦隊編成ドクトリン
- 艦隊運用ドクトリン
- 乗組員訓練ドクトリン
の5つ。
「他の要素を犠牲にして特定の要素を強化する」という内容なのだが、正直なところ武器と防御以外の三つはバランスが取れているとは言い難い。
コメント
旗艦はAIも使いますよー。従属国が旗艦つくった後に統合すると増えます(・∀・)
おおー、そうだったんですね。AIでも影響力が溜まる環境だと作れるのかな……?
しかも統合して複数の旗艦を所有できることもあるとは。
教えてくださってありがとうございます(・∀・)